理科を歩む―歴史に学ぶオンラインブックダウンロード
理科を歩む―歴史に学ぶ
本, 江沢 洋
平均的な顧客フィードバック : 4.4 5つ星のうち(1人の読者)
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理科を歩む―歴史に学ぶオンラインブックダウンロード - 内容紹介 ◆こんなに理科に燃えた時代があった!◆この国の理科教育はどんどん貧しくなっている。理科教育が学校の中だけに閉じこめられているのです。その何よりの証拠は科学雑誌の衰退です。ほとんど壊滅状態です。そういう日本にも、かつて理科に燃えた時代がありました。新しい思想を自分たちのものにしようと外国に行って研究し、帰ってくるとそれを雑誌などに発表して社会に広め、何よりも子どもたちに伝えようとする人々がいたのです。本書は、二十世紀の物理学革命に参加し、日本の科学を創り上げた、このような人たちの足跡をたどり直して、これからの理科=科学教育のあり方を考えようとするものです。同時発売の『理科が危ない』の姉妹編。 内容(「BOOK」データベースより) こんなに科学に燃えた時代があった!この国の理科教育はどんどん貧しくなっている。二十世紀の物理学革命に参加し、日本の科学を創り上げた人々の足跡をたどり直して、これからの理科=科学教育のあり方を考える。 商品の説明をすべて表示する
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昔の理科教育、特に明治期から20世紀半ばあたりまでのところを著者の経験も踏まえて読み解いている。科学教育の崩壊が叫ばれて久しく、高校の地学はほぼ根絶され開講すらしておらず、物理の履修率は1〜2割とも言われており、物理未履修の学生向けの補修授業が大学で開講されるご時世である。そもそもなぜここまで物理教育が破壊されてしまったのか、日本に科学が導入されてから現代に至るまでの歴史を振り返る必要があるのではないか。そこに何かしらのヒントがあるのではないか。同著者の「理科が危ない」はそういった教育批判などが全面に押し出されていたが、こちらはうってかわって科学教育や研究の歴史や海外の事例などがメインとなっている。海外事例も中国とドイツの例があげられており、海外では必死に教育に力をいれ、物理を学んでいるというのに(中国など日本の模型飛行機や数学の問題集などの"遺産"を今更ながら利用している!日本では見向きもされなくなったものもあるだろう)、誰も物理を学ばなくなってしまった。物理教育を破壊した国や学校だけが悪いか?社会にも国民にも責任があるだろう。責任のなすりつけあいをしろというのではない。物理など好きな人間だけが学べば良いではないかというが、人数不足で開講されずに学びたくても学べない者もいる次第をみてもそんなことが言えるのだろうか。科学雑誌が貧弱だというのは著者も本書に限らず警鐘を鳴らしているが、戦後間もない頃は次々科学雑誌が創刊された。当時は批判的精神を養うための手法としての科学というのがまだ生きていたらしい。福沢諭吉は慶応で物理を必修にしたというが同様の理由によるというのはあまりに有名だ。オウム事件などで騒ぎになった件も書かれているが、科学を一つの真実しかなく、それにいたるプロセスの解説すら認められないといったことを嘆いていた。他にも様々なテクノロジーから災害や公害などでも、批判的思考としての科学は極めて重要だ。だが、これを伝えるというのもまた難しい。仏教や武道などの伝統文化でも言葉では伝えないことがあるだろう。それと似たようなものであるというのは日本の科学者が好んで使う比喩である。寺田寅彦など昔の日本の物理学者などについても語られている。寺田のものはKindleでも無料で公開されてるので、本書と合わせて読んでみてはどうだろうか。そもそも、日本に科学が導入され、明治期から数えればたかだか数世代に過ぎない。しかも科学では生みの苦しみは忘れられ後世の教科書は舗装路にすぎない。そして"舗装路"が"手抜き工事"で崩壊しつつあるのがいまの日本だろう。しかも著者のいうような昔の遺産はすでに入手すら困難なものも多い。都合の悪いことは忘れる日本という著者の言が妙に印象に残っている。
de 江沢 洋
4.4 5つ星のうち (1 人の読者)
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